首・背中・腰が痛い|稲沢ながた整形外科|愛知県稲沢市の整形外科

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首・背中・腰が痛い

首・背中・腰が痛い|稲沢ながた整形外科|愛知県稲沢市の整形外科

首・背中・腰が痛い

首・背中・腰の痛み、日常の一部として受け入れてしまっていませんか? 日本人の多くが悩むこの痛みは、ときに生活の質(QOL)を大きく低下させてしまいます。
当院では、痛みや痺れの根本的な原因がなにかを診断し、患者さんそれぞれの症状に合わせて最適な治療を提供いたします。

以下の症状は放置しないでください

下記の症状は、脊椎の重要な神経に関連した症状である(圧迫されているなど)可能性があるため、できるだけ早く整形外科を受診することが勧められます。

  • 手足のしびれ・感覚の麻痺
  • 下肢の痛みやしびれ:腰からお尻、足先にかけて電気が走るような強い痛みやしびれ
  • 筋力低下・脱力感:物が持てない、つまづくことが多い、足に力が入らない、ふらつく
  • 間欠性跛行(かんけつせいはこう):歩くと下肢がだるく痛んだりしびれて歩行できなくなっていくが、少し休むとまた歩ける
  • 排泄障害:頻尿、尿漏れ、排尿・排便のコントロールが難しい
  • 安静にしても強く痛む:姿勢を変えても、寝ていても痛みが引かない

首・背中・腰の痛みの主な原因

これらの痛みは、背骨(脊椎)の構造や周囲の筋肉、神経の異常によって引き起こされます。

1. 姿勢や生活習慣と関連

筋や筋膜の痛み

長時間のデスクワークや運転、スマートフォンの使用などにより、「姿勢の悪さが持続すること」が原因と考えられるもので、首・背中・腰の筋肉が持続的に緊張し、血行不良と炎症が引き起こしていると考えられる痛み。

椎間関節の痛み

背骨の骨と骨の間にある関節(椎間関節)に負担がかかり、炎症や変形が引き起こしていると考えられる痛み。

2. 背骨(脊椎)の構造的な問題に関連

頚椎/腰椎椎間板ヘルニア

椎間板の一部が飛び出し、近くを通る神経や脊髄を圧迫している状態。手足の強い痛みやしびれが多くの場合でみられます。

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

加齢などにより背骨(脊椎)の中の神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫される状態。特に高齢者に多く、間欠性跛行が特徴です。

変形性脊椎症

加齢に伴う椎間板の変性や骨のトゲ(骨棘)が見られる状態。痛みやしびれなど神経の症状が生じることもあります。

治療について

医師による診察や検査により痛みの原因を診断し、その後治療方法をご提案致します。
治療方法として、保存療法(手術をしない)を中心に、特に腰痛の場合は最新の腰痛診療ガイドラインに則った治療を進めます。

リハビリテーション(理学療法)

最新の知見に基づき、「安静にする」のではなく「動いて良くする治療」で根本改善を目指します。痛みを繰り返さないために体幹を安定させる運動療法や正しい動作の指導を理学療法士がマンツーマンで指導します。

薬物療法

内服薬(痛みや炎症を鎮める:消炎鎮痛剤、筋弛緩薬など)や外用薬(貼り薬、塗り薬)を使用します。

注射療法(ブロック注射)

痛みの強い部分や神経の近くに局所麻酔薬などを注入し、炎症や痛みを抑えます。超音波機器(エコー)を用いて正確な位置へ注射を行うため、注射の安全性は高いと考えられます。

物理療法

温熱療法や電気療法などを活用し、血行を改善して筋肉の緊張を緩和させます。

手術が必要な場合

保存療法を続けても症状の改善が見られない場合、あるいは神経麻痺や排泄障害などの緊急性が高い症状が見られる場合は、連携する専門病院を速やかにご紹介させていただきます。
首・背中・腰の痛みは、我慢すればするほど慢性化して生活の質を下げてしまいます。
日常生活から痛みをできるだけ小さくし、快適な日常生活を少しでも早く取り戻しましょう!
あなたの症状に真摯に向き合い、できるかぎりのサポートをさせていただきます。
まずはお気軽に当院にご相談ください。

各部位の疾患

首・背中・腰が痛い

首・背中・腰の痛みがある場合、いくつかの原因が考えられます。

姿勢や筋肉の問題

長時間のデスクワークやスマホ操作で、首・背中・腰の筋肉が固くなることで痛みが広がることがあります。また、姿勢が悪いと首や背中の筋肉に負担がかかるため、猫背やストレートネックが原因の可能性もあります。

骨や関節の問題

頸椎症(けいついしょう)・頸椎椎間板ヘルニアなどが原因で、首から肩、腕にかけて痛みやしびれが出たり、神経が圧迫されると、手のしびれや力が入りにくかったりすることもあります。

内臓の影響によるもの

背中の痛みが強い場合、内臓の影響の可能性もあります。
胃潰瘍、膵炎、腎結石などが原因で起こることもあります。

変形性頚椎症(へんけいせいけいついしょう)

加齢変化に伴って頚椎(脊椎の首の部分)や椎間板が変形すると、頚部周囲に痛みやしびれ、こり感などの局所症状が現れることがあります。これらを変形性頚椎症と総称し、脊髄(せきずい)が圧迫されている場合を頚椎症性脊髄症、脊髄から枝分かれする神経(神経根)が圧迫されている場合を頚椎症性神経根症と呼びます。高齢化で比較的頻度の高い疾患です。
頚椎症性脊髄症の症状としては、首や肩の痛み、手足のしびれのほか、箸が使いにくい、ボタンが留めにくいといった手指の動作が困難になることも特徴的です。階段の昇降時に手すりが必要になったりすることもあります。神経症状が出現するほど重症になると、手術治療が必要となり、頚椎の椎弓形成術(後方除圧術)や前方固定術などが選択されます。
一方、頚椎症性神経根症は、首、肩から腕や手にかけて痛みやしびれが出現します。片側だけに症状がでることが多く、重症の場合、筋力低下を起こして力が入りにくくなることもあります。

頚椎椎間板ヘルニア(けいついついかんばんへるにあ)

脊椎(頚椎)の骨と骨の間には椎間板という円形状の線維軟骨があり、衝撃を吸収したり、脊椎を安定化したりする役割を担っています。この椎間板の組織が変性し、中身が突出して脊髄や神経根を圧迫してしまう病気が頚椎椎間板ヘルニアです。脊髄が圧迫されると首、肩、腕の痛みのほか、手足にしびれが生じ、進行すると下半身にもしびれや麻痺を起こします。排尿排便障害を来すこともあります。自然治癒することは少なく、急速に重症化することもあるため前方除圧固定術などの手術で、ヘルニアを含む損傷した椎間板を切除して圧迫を取り除きます。
一方、神経根が圧迫されている場合、左右いずれかの首、肩、腕に痛みやしびれ、麻痺が生じますが、多くの場合、手術をせずに数カ月で回復します。その治療では、薬物療法や神経ブロック療法、頚椎を支える装具療法を行い、温熱療法、ストレッチ、牽引などのリハビリで苦痛の軽減を図ります。

頚椎捻挫(けいついねんざ)(むち打ち症)

頚椎捻挫は、交通事故や激しいスポーツなどで頭部や顔面を強く打ったり、不意に頚部に強い力が加わったりすることで発生します。首を固定している筋肉や靱帯、神経・血管などを損傷してしまうことが主な原因です。すぐに痛みが生じることもありますが、数時間から数日経過してから症状が出現することもあります。首の痛みや首が動かないといった障害のほか、頭痛、首から背中にかけての痛みやコリが主な症状です。ひどいときは、めまいや耳鳴り、手のしびれ、吐き気、倦怠感など全身に症状が現れることもあります。頚椎捻挫の多くは一部分の軽い症状にとどまり、数週間以内の安静で治癒します。しかし、慢性的に症状が残るものや、受傷後数日してから症状が出現してくるものの中には、受傷時の衝撃で交感神経や筋肉の異常、関節の機能障害を起こしていることがあります。頚椎捻挫は、受傷したら初期に画像診断を含めて正しく診断を受けることが大切です。

肩こり

肩こりは、首のつけ根から肩や背中にかけて、張り・コリ・痛みといった症状があり、頭痛や吐き気を伴うこともあります。原因には「連続して長時間同じ姿勢をとる」、「首・背中が緊張するような姿勢での作業」、「前かがみ・猫背など姿勢が悪い」、「運動不足」、「精神的なストレス」などが挙げられます。
肩こりは予防が大切です。同じ姿勢を長時間続けない、肩を温めて(蒸しタオルなど)筋肉の血行を良くする、適度な運動や体操をする、入浴で身体を温めてリラックスする、といったことを心がけて、しっかり予防しましょう。ただし、高血圧症、眼疾患、頚椎疾患、耳鼻咽喉疾患、肩関節疾患の随伴症状として起こる肩こりもありますので、肩こりでお悩みや不安があれば気軽にご相談ください。

腰椎椎間板ヘルニア(ようついついかんばんへるにあ)

腰への負荷によって椎間板の外側(線維輪)が傷つき、椎間板の中身であるゼリー状の髄核(ずいかく)が、後ろや横に飛び出してしまう病態を腰椎椎間板ヘルニアといいます。突出した部分(ヘルニア)が神経を圧迫し、腰やでん部、下肢にしびれや痛みが起こります。背骨が横に曲がって、動きにくくなったり、重いものを持ち上げたときに強い痛みを伴ったりすることもあります。幅広い世代で発症します。発症の要因には、腰に過度な負担がかかる重労働や激しいスポーツ活動が挙げられますが、加齢による椎間板の脆弱化、遺伝的要素、喫煙との関連性も指摘されています。

腰痛症(ようつうしょう)

腰痛の多くは、腰椎に負担がかかることで起こりますが、以下のような病気が背景になってる場合もあります。安静にしていても痛みが軽くならない、あるいは悪化する、発熱がある、しびれて力が入らない、といった症状を伴う場合は、放置せずに整形外科を受診してください。

  • 成長に伴って起こる腰痛:側弯症、腰椎分離症、先天異常など
  • 加齢によって起こる腰痛:椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、変性すべり症など
  • 外傷による腰痛:腰椎の骨折、脱臼など
  • 感染や炎症による腰痛:脊椎カリエス、化膿性脊椎炎など
  • 転移癌などの腫瘍による腰痛
  • 精神的なストレスによる腰痛

腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)

背骨(せぼね)は、椎骨(椎体、椎弓)とそれをつなぐ椎間板、黄色靭帯などで構成されており、その内側には脊髄の神経が通る管状の脊柱管があります。腰部脊柱管狭窄症は、加齢や重労働などによって椎間板や椎骨が変形したり、黄色靭帯が肥厚したりすることで、脊柱管が狭くなり、中の神経が圧迫される疾患です。腰や足の痛み、しびれなどの症状が起こります。腰椎の代表的な疾患で、高齢の方に多くみられます。圧迫される神経の場所によって痛みやしびれなどの現れ方が異なりますが、特徴的な症状として間欠性跛行(かんけつせいはこう)があります。安静時にはほぼ症状はなく、しばらく歩くと、でん部、太もも、下肢に痛みやしびれ、こわばりが生じて歩行が困難になります。前かがみになったり、腰かけたりして休むと症状が軽減しますが、再び歩き出すと症状が繰り返し現れるというものです。脊柱管狭窄が進行すると排尿・排便障害が起こることもあり、その場合、手術が必須となります。

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